樹脂パレットの種類
One Shot Molding Pallet
ソリッド一体成型樹脂パレット
一般的に軽量・メッシュタイプの樹脂パレットに多く採用されているタイプのパレットです。片面・両面使用を問わずラインナップが豊富です。このパレットは一体成型のため、1回の成型で1枚のパレットが可能なため、貼り合わせタイプの樹脂パレットと比較して製造工程が少なく、比較的コストが安いのが特徴です。またパレット表面に光沢があるのも特徴です。強度面においてはその他成型方法のパレットと比較して弱いものが多く、輸出用ワンウェイから自動倉庫以外の製品保管で使用されるものが多いです。
Double Shot Molding Pallet
貼り合わせ溶着型樹脂パレットとは?
一体成型樹脂パレットと比較して、2枚のパレット(上面・下面)を成型して、溶着して1枚のパレットにするため、一体成型パレットよりもコストが高くなります。強度面では一体成型品に比べて添加材の使用が容易なため、高強度のパレットの製造が可能です。特に自動倉庫等の樹脂パレットの強度が問われる使用環境において多く使用されています。
Mesh Surface Molding Pallet
積載面メッシュ型樹脂パレットとは?
樹脂パレットの軽量化及び洗浄時の負担軽減、倉庫保管時の積載物への空気の滞留性などを考慮して設計されている樹脂パレットです。特徴はパレット表面がメッシュ構造になっています。表面がメッシュ構造になっているため、積載物によっては積荷を傷める可能性があります。均等荷重積載物でカートンものなどの場合、もしくは輸出用ワンウェイパレットなどの場合には問題なく使用可能です。またメッシュ形状もパレットにより異なり、メッシュ部分のリブが厚いもしくは幅が広い・メッシュピッチが狭いなどの場合には袋物保管でも使用が可能です。
Plate Type Surface Pallet
積載面フラット型樹脂パレットとは?
パレット積載面がフラット型(プレート型)のパレットです。フラットなため、比較的強度の強いパレットのラインナップが多く、積荷も傷つけないため、袋物積載時などに多く使用されています。業界別で言うと、用紙積載用パレットとして多くの印刷会社で使用されております。
Low Foaming Molding Pallet
低発泡射出成型パレットとは?
ポリプロピレン樹脂もしくはポリエチレン樹脂を1.05倍~1.3倍に低発泡射出成型して製造されるパレットのことです。効果としては通常の無発泡の樹脂パレットと比較した場合、発泡パレットの方が肉厚なため、曲げ強度・耐衝撃性において非常に強い構造となっております。また発泡成形により重量面においても軽量で高強度の樹脂パレットを成型することが可能です。用途としては自動倉庫などの非常に厳しい環境において使用するパレットとして使用されています。
Gas Injection Molding Pallet
ガスインジェクション成型パレットとは?
強度が必要な部分にのみガスを封入し、中空部分を形成することで強度を落とさずに軽量化をはかる独自のガスアシスト成形法に基づいてつくられるパレットのことです。自動倉庫レベルまで使用可能な程度に高強度であり、なおかつ軽量化の両面を可能にした最新型樹脂パレットです。