2020年全日本ロードレース選手権第1戦スポーツランドSUGO

2020年 GLIDER-SPORTSがサポートする MuSASHi RT HARC-PRO が第1戦のRACE1,2を4位、2位という成績でスタートしました。

以下、記事は MuSASHi RT HARC-PRO. Honda より転載

RACE1

RACE2

水野 涼
ようやくレースが開幕し、第1レースはウエットコンディションの中、2位走行中に転んでしまったので、第2レースはまず完走を目指しました。今後の戦いを有利にするためにはデータを取ることが大事で、そのためにも完走することが第一。結果的に第2レースは2位で、2位は望んでいた順位ではないけど、その中でも新型になって、ようやくドライの走行ができ、ベースセットも見付けられない中、トップとの差は離れてしまったのは悔しいけど、完走2位でホッとしています、次の岡山は得意ですし、テストから良い走りができるよう頑張ります。

名越哲平
レースウイークに入ってすぐ自分のミスで転んでしまい、そこからリズムが崩れたのかなと思います。その中でも雨に対してチームと話しながらセッティングを詰めていって、なんとかタイムは少しずつ上げられたけど、事前テストで得られた感触が戻せず、それが結局最後まで戻せなかったのは自分の弱さでもあるし、組み立ての甘さとか目立ってしまいました。決勝は最初からドライ予報だったので、朝フリーで事前テストのドライをベースに走った感触は良かったのでその状態にしたのですが、レースは路面温度が50度超える状態になり、レースラップを経験してなかった自分の弱さが出てしまいました。タイヤがどのように摩耗していくのかとかどのような状況で転倒のリスクがあるかとか、自分は分からなかったので、それが転倒に繋がってしまったのだと感じます。レースで最後に残ったのはベテランの三人。自分たち若いライダーにはまだまだ足りない部分があることを痛感させられたレースでした。ただ、雨であれだけ調子を上げられない中、急にドライになってトップグループが見える位置でレースができたので、しっかりベースを作ってやれば、勝負はできると思います。今回のレースウイークの中でどこが良くて悪かったのかしっかり検証し、事前テストからしっかり取り組んで行きたいと思います。


榎戸育寛
4月に骨折してしまい、周りより圧倒的に乗り込みが足りない状態で開幕戦を迎えることになってしまいました。ドライでほとんど走れず、レースウイークもウエットばかりになり、ウエットの走り込みはできてたけど、ドライの走り込みは皆無という状態でした。でもドライになっての朝フリーは良くて、想定していた動きが思った通りできていたので、良い感触で終えることができたのですが、決勝になって路面温度が上がり、無理がまったくできない状態になってしまいました。スタートはすごく良かったんですけど、そのあとはもう、前に付いていける状況ではなかったですね。それはもう時間が無かったからしょうが無かった部分ではあったんだけど、前が転んで3位になってからの展開は、自分にかなり問題があると感じています。後ろとの差がちゃんと把握できていなかったというのもあるけど、もっと気は遣えたはずです。点数で言うと、だいぶ低いですね。

埜口遙希
今回自分が全日本で、ハルクで、ST600に参戦するのが初めて。ドライでどうなるか見たかったけど、レインというコンディションの中、メカとサスペンションメーカーのエンジニアの方と話して、発見できることも多々ありました。予選はトラブルもあって思うようにタイムを出せない状況ではありましたが、決勝は完走できたので、最低限のことはできたかなって思ってます。自分自身SUGOが初めてというのがあったし、ドライは朝フリーしかなかった。厳しかったけど、スタートは決まったし、後半はタイヤのマネージメントに関して、新品のタイヤを履いてロングランするのは今回のレース時が初めてだったので、分かりませんでした。そういう状況を考えると、良かったと思います。今回の経験をまた次の岡山に活かし、頑張りたいと思うし、行ける手応えはあるので、応援よろしくお願いします。

本田重樹監督
開幕戦が8月というのは長いレース人生の中で、初めての経験でした。事前テストはそれほど悪い結果じゃなかったので、期待できる部分を持ってレースウイーク入りしました。ですが、事前テスト後に特殊なイベントをサーキットが行い、タイヤのラバーがコース上に残っていて、このレースウイークは路面コンディションが大きく変わってしまい、その影響を受けてうちのチームの転倒回数が非常に多くなってしまい、ガッカリした結果となってしまいました。ST600の埜口は全日本ST600デビューレースとなりました。雨続きで本当ならまずはバイクになれないといけないのに、そういうこともしにくい状況で、厳しいセットで走らなければいけなくなりました。でも粘ってポイントゲットしたのは高く評価できるし、今後の伸び方も十分に期待できます。ST1000の榎戸は、予選で転倒したこともあり、なかなかペースに乗り切れなかったのですが、決勝はじっくり粘って頑張りました。でもセッティング不足という部分があり、さらに本人のケガによる練習不足も相まって、転倒してリタイヤしてしまったのは残念でした。名越も序盤、頑張ってトップグループに食らい付いていたんだけど、その食らい付いていたというのが精一杯で、前に出て行けるようなレベルのバイクには仕上がっていませんでした。本人のセッティング能力、我々チームのセッティング能力含め、そこは反省材料の一つです。JSB1000の水野はレース1の序盤に転倒してしまい、通常であればそこでレースを失ったかと思ったけど再走し、転倒者の多い中、粘って4位でゴールできたというのはチャンピオンシップを考えると今後、価値のあるものになると思います。レース2はトップののヤマハには離されてしまったけど、新しいホンダのバイクを頑張って走らせて、ホンダ勢トップ、総合2位でゴールできたのは良かったですね。もう少しヤマハに肉薄できるよう、セットアップを進めていきたいと思います。

堀尾勇治チーフメカニック
やっとレースができるという喜びを持って、開幕戦を迎えることができました。でも天候が不安定で、テストもドライで1回しか走れず、ウイークでも同じような状況で、とても難しいコンディションになってしまいました。ST1000の榎戸は4月のテストで転倒して負傷し、そこから復帰してきたのですが、ウイークに入ってまた転倒し、苦しい展開になってしまいました。それは名越も同じで、やはり転倒してしまうとゼロにしてしまうので、そこはしっかりと反省してほしいですね。ST600の埜口は、事前テストでケガをしてしまい、苦しい流れになってしまいました。でもそれを乗り越えて完走して次に繋げたのは評価したいですね。まだまだ走行時間も少ないので、長い目でサポートしたいと思います。JSB1000の水野だけはレースらしい戦いができたと思います。予選から苦しみながらセットアップを続け、転倒は余計でしたが、でも転倒して最後まで諦めないという姿勢は立派でした。レース後のバイクの状態を見ると、よくこれで乗れたな、というものでした。人間の集中力のすごさを見せ付けられた気がしました。ドライになった第2レースもしっかりと追い上げ、目の前のホンダ勢を抜き、2位までになった。そのモチベーションでぜひ、戦い続けてもらいたいと思います、我々も全力でサポートしていきます。