什器設置:タイルカーペットの活用

展示什器を設置する際、特別感を出す方法を考えます。
共通床材の上に直接什器を設置するよりも、差別化を図れる仕様にした方が当然目立ち、存在感が増します。
先日ご紹介したSIS(Shop In Shop)ブースではほぼこの施工となります。
今回は当社が行ったSIS施工時のタイルカーペット貼りについて詳しく紹介をさせていただきます。


施工前

什器設置施工範囲

今回施工する場所は写真の赤枠範囲です。元々別のタイルカーペットが敷いてありました。
既存タイルカーペットを剥がしてみたところ、かなり両面テープの跡等が目立ちました。
カメラ量販店は、売り場の配置換えが多く、新たなブースごとに仕様も変更されます。
当社では売り場の配置換えがあった際も現状を維持できるよう心がけております。

什器設置を考えた施工手順

床材を痛めたり汚したりといった事が発生しない様に施工を行う必要があります。また、什器設置の位置なども考慮します。特に、原状回復を行いやすいよう、下記方法にて施工を行っております。

什器設置施工手順

採寸

先ずは採寸です。タイルカーペットを敷く際に重要なのは割付です。500mm角の床材が極力均等に割り付けられるように事前に採寸した上で施工を開始します。この作業を適当に行うと、貼り進めていった後、柱や壁際の貼り部分が残り1cmしかない!なんて事態に陥ります。見栄えと施工の行いやすさ両面から採寸は最も重要な作業と言えます。全体のバランスは事前にメーカーさんと意思疎通もしっかりと行っています。

見切り材の貼り付け

見切り材はお客様が躓かないように、また剥がれ防止の為に取り付けます。
様々な材質のものが出ておりますがゴム製のこちらを採用しました。直接ビス等で打ち込めないことや、剥がしても現状を維持できる利点から採用。また、什器移動の際にキャスターが引っかかることを極力防ぐことが可能です。

什器設置の小物

什器の設置期間を見越し原状回復を意識した施工

見切り材を床面に貼り付ける際も直接床面に両面テープを貼りつけてしまうと、数ヶ月後に剥がした際、両面テープのベトベトが残り、剥離に手間と時間、コストが掛かります。これを回避する為、当社では予め床面に養生テープを噛ませ、その上に両面テープを貼りつけています。

両面テープを貼りつけ

CFテープ貼り

CFテープとは東リ株式会社さん商品でクッションフロア用の両面テープです。当社はタイルカーペット施工の際はこちらを採用しております。この商品の優れた点は高粘着ではないものの、滑り止めに絶大な効果を発揮し、尚且つ後々剥がす際も跡が残りにくい特徴があるのです。ただ、通常の両面テープよりも高価です。
見切り材はズレないように強力な両面テープを使う。タイルカーペットは滑り止め程度で十分であり、施工効率や後々の事も考えこのように使い分けを行っております。

CFテープ貼り

タイルカーペット敷き

ここまでの工程が完了したら、いよいよタイルカーペットを敷き詰めていきます。CFシートを中心に跨がせるようにタイルカーペットを敷いていきます。

タイルカーペット敷き

不規則な設置物周りの施工もおてのもの

以前から何度かお伝えしている通り、筆者は元内装職人です。ですのでこういった不規則な形をしている設置物周りの施工も全く問題ありません。短時間で見栄えも問題ないように仕上げます。

什器設置の前処理

タイルカーペットの施工が什器設置エリア全体作業早期完了のカギ

敷き詰め、壁際、柱周りの施工を完了すれば什器の展開が可能となります。
裏を返せばタイルカーペットの施工が完了しなければその先の仕事が進まないのです。カメラ量販店は特に施工を行える時間が限られています。数時間で全てを完了させなければならないなんてことはザラです。
下準備、採寸、施工をいかにスピーディーにこなすかが全体作業早期完了のカギとなります。

タイルカーペットの施工が全体作業早期完了のカギ

今回はタイルカーペットの施工について詳しく紹介させていただきました。如何でしたでしょうか。
SISのようなメーカーブースを作る際はスピードも重視しなければなりません。段取り~施工~完了まで全体を頭の中で作り上げることが出来なければ時間内に完了することは難しいかもしれませんね。
当社はタイルカーペット施工のように先行して行わなければならない作業も自社人員にて全て行うことが可能です。
SIS、メーカーブース施工をご検討されておりましたら是非お引合いの程、宜しくお願い申し上げます。

展示什器を集めて専用コーナー

今日は、展示什器を使ったコーナー構築と、その内容をご紹介したいと思います。

スペースにゆとりがある場合の方法

新宿で見かけたものです。とにかく目につく展示でした。ゆとりある商品展示がある店内と、黒と白のシンプルなコントラストが製品カラーと一致してたので。

お店の性質的な要素も大きくかかわる展示なので、量販店ではできない方法ですが、うまく展示されていたことだけは確かです。

insta360什器

什器にボタンがあると触ってみたくなる

什器には4つのボタンがあって、ボタンによってディスプレイの映像が切り替わります。

黙ってループで流し続けているGoProとは違っていて、展示方法としては押すボタンで流す音楽のジャンルを切り替えるヘッドホンの展示に似ていますよね。もともとはCDの販売用什器のテクニックですが、まずは触るということで什器前の滞在時間を増やしますね。

ちょっと斬新すぎて什器業者の私には商品が頭に入ってきませんでした(笑)。あ、でも、この工夫は素晴らしいと思います。ボタンなどは割とメンテナンスがかかったりしますので、店頭巡回頻度が少ないメーカーさんは注意も必要ですね。

insta360什器

什器に美しさって必要ですね。

とにかくこの展示什器は「美しい」。率直な感想です。

できればスマホのモックを付けてほしかった。【広告】うちはモックも調達できます。(笑)

とにかく、白って量販店では割と映えるんですよね。とにかく注目を集めることは間違いなし。周囲の展示も関連性が高い。

insta360什器

紙製什器・段ボール什器(その2)

今日は店頭で見かけた紙製什器をいくつか紹介したいと思います。特性上、最適な商品とはどいうものなのか、そういったところを解説させていただきます。

商品だけで判別できない場合に最適:パン焼き機

こういった商品は、商品だけ並んでいてもなんだかわかりません。そもそも四角い商品に液晶画面が小さくついてるだけなので。炊飯器?と思われることも。

でも、ここまでしっかり何に使うものなのかを什器で訴求出来たらよくわかりますね。お店としても新生活の提案になるような商品だからここに力を入れてくれるメーカーさんをありがたいと思うはずです。お客様目線でいうと、「パンでも作ってみようか」という気にさせますよね。

カタログポケットもしっかり作られれているし、素晴らしいと思います。

紙什器・段ボール什器

頻繁な商品入れ替えに効果的な紙製什器

年に何回か入れ替わるような季節商品とか、専用什器を製造しにくい商品かと思います。特に流行色なんかが重要な商品にはぴったりですよね。什器全体の色で、ターゲットの年齢も変わってくるかもしれません。あと、販売単価も大きく影響します。

紙製什器で隙間を取る!:コンビニの電子タバコ

これ、よく見かけますよね。セブンイレブンのIQOSの什器。

特別価格の設定=期間限定。電子タバコも形だけではなんだかよくわからない商品に分類されるかもしれません。もちろん、喫煙する人はわかっているからそんな必要があるのかと思いますが、実際に狙っている層は別のタバコ会社のユーザーですよね。gloのお客さんがターゲットなんでしょう。しかも、喫煙者はレジでしかタバコ買えない。喫煙者がコーヒーをよく飲むというのもデータで確認してのことでしょうか。この辺りによくおくのは様々な理由がありそうです。

紙什器・段ボール什器

陳列什器の活用

店舗の大きさは有限ですし、お店にもいろいろな事情があって専用の什器が置けないケースもございます。

ということで、今日は、専用什器を作らない方法をご紹介します。

陳列什器の標準サイズに合わせて作る

まず、お店には基本的な陳列什器があり、そのサイズのうち、幅はお店の陳列状態で様々ですが、重要な奥行きは、だいたい同じです。

陳列什器に、専用のコーナーを作ることとは

わかりやすいメリットとしては、とにかく製品の世界観をその中で表現できることですよね。それと、コストも専用什器に比べれば格段に抑えることができます。そもそも、お客様がお店に足を運ぶ動機として、比較したいということに尽きますから、他社との商品との違いをアピールします。

ほかにも、陳列什器に合わせた専用の什器を作るメリットは、とんでもなく大きいです。しかし、その核心は「秘密」にしておこうと思います。知りたい方は、ぜひ注文を(笑)。

既存の陳列什器を活用

材質は様々です

陳列用の什器にどのように作るのか。紙、アクリル、スチール、ハイブリッド。それらは表現したいものによります。特に小型の液晶ディスプレイと合わせる場合がよく見られますね。

既存の陳列什器を活用2

什器の列を上から下まで活用する方法

どうしてもゴールデンラインに商品を置くことに注力しがちです。でも、陳列什器にちょっとした工夫で、ゴールデンラインにない商品もしっかり訴求する方法があります。上から下まで見なくても商品を選べるようにする次の写真で紹介するヘッドホンの商品展示の工夫は見事です。この置き方なら、商品の盗難防止もしつつ、現物を所有するイメージを出してくれますね。ほんとに、見事!当社で作ったものではないのですが素晴らしい展示だと思います。

まとめ

今日は、たまたま新宿の某カメラ量販さんと東急ハンズで見かけた什器の展示でした。

什器リニューアルで使う工具 ジョイントコーク編

今回は少し専門的は工具のお話第2弾です。
現在当社ではリアテックシート※を用いた什器リニューアルを定期的に行っておりますが、綺麗に施工する為には専門的な工具も必要です。
第1弾では水性プライマーの紹介※をさせていただきました。

今回第2弾ではジョイントコークを紹介させていただきます。

■什器に使うジョイントコークとは

ヤヨイ化学販売株式会社の商品です。壁紙や水性塗料との接着に優れていて隙間の補修材としても最適です。
こちらのジョイントコーク、什器リニューアルには欠かせないマストアイテムなんです。

■カラーバリエーション

ヤヨイ化学販売によると今日現在、カラーバリエーションは40種類。
使用する壁紙やダイノック、リアテックのような粘着性シートの色に近い色を選択します。
現在当社が請け負っている什器リニューアルでは木目調のリアテックシートを採用しています。
ヤヨイ化学販売株式会社のHPからPC上で40種のから色を見極め選択します。
ただ、PC上の色と現物は多少色味に誤差が生じます。ここは内装職人としての経歴がある筆者の目の見せ所。

■40種の色見本からベージュを選択しました

使用しているリアテックの切れ端に届いたジョイントコークを塗って色味の違いを見ます。

什器に使うジョイントコーク

どうですか!?ほとんど違いが無いほどの色です。我ながら素晴らしい!と思ってしまいました。

■什器のどんなところでジョイントコークを使うのか

壁紙貼りの時はクロスとクロスが重なる入り隅に使用するとボンドの役割を果たし剥がれ防止になります。
その他にもどうしても出てしまう隙間埋めとしても最適です。
什器リニューアルでは元々の什器にかなりの量の隙間がありました。リアテックシートを施工する際、どうしても技術だけではカバーできないシーンが出てきます。

什器に使うジョイントコーク使ってみる

什器下地が曲がっていたりするとシートの貼り付け時にどうしてもこのように隙間が発生してしまいます。
こういった隙間の補修にジョイントコークが活躍します。

■隙間にジョイントコークを塗り補修を行う

什器に使うジョイントコーク使ってみる

隙間の部分だけを埋める様に細くしっかりと出し、綺麗に補修を行います。出しすぎは見た目が悪くなりますので禁物です。

■うまく補修するとこのように仕上がります

什器に使うジョイントコーク使ってみる

塗りたてなので少しジョイントコークの方が明るい色味に見えますが時間が経ち乾くと色が落ち着きます。

如何でしたでしょうか。什器リニューアルは下地の問題は常に付きまといます。
ですがしっかりとした工具、道具を選べば新品同様の什器に生まれ変わります。
什器リニューアル等をご検討中でしたら、確かな知識と経験を持ち合わせたメイジエに是非お問い合わせをお願いいたします。

什器メンテナンス:ガラスが割れた場合

什器メンテナンスがなぜ必要か。形あるものはいずれ壊れます。特に不特定多数の人が毎日訪れる量販店では意図的でなくとも物の破損はつきものです。
商品展示時什器にはガラスを使用したものも多く存在します。ガラスも・・・割れるんです。
ガラスは割れると怪我という二次被害が心配されます。

■什器のガラスが割れた場合どうすれば良い?

先に結論を言いますと、什器のガラスが割れたらガラス無しの什器にするか、交換する他ありません。
修理という選択肢は無いのです。

■ガラスの正確な採寸と出来る限りの詳細情報が必要

什器のガラス交換には長さ、幅、厚みの正確な採寸がマストです。また、形状(スライドなのか観音開きなのか等)
スライド式の場合はレールの採寸が必要になってきます。什器の種類で見極めが重要ですね。

什器メンテナンスガラス交換

■採寸間違えは後戻り出来ない

採寸はかなりシビアです。mm単位での正確性は勿論なこと、鍵穴の位置やガラスの被り部分(ガラスとガラスの交差部分)の指示も必要です。採寸した→作った→現場でサイズが合わない。なんてことにならぬよう専門性を持った人物が対応した方がより間違えがありません。
メイジエでは我々が直接採寸を行い事細かに提携先のガラス屋さんへ詳細を伝えガラスの作成を依頼しております。
什器の製作、設置は勿論の事、補修、修繕も一貫して対応が可能でございます。
什器メンテナンスの重要な一部のお話でしたがいかがでしたでしょうか。

展示什器のディスプレイリモコン紛失を防止する工夫

商品展示用什器にはディスプレイモニターを使用し販売促進を狙うことは多々あります。
私共も什器設置の際はディスプレイモニターに流す動画の設定(明るさ調節、音量等細かな部分も含め)を行います。什器設置時、操作はモニターに付属されているディスプレイリモコンを使用しますが使うのはこの一回きりではないんです。以後使用する際に紛失しないよう工夫していますのでその紹介をさせていただきます。

展示什器ディスプレイのリモコン

■初回設定以降どんな時に使用する?

商品展示用什器は短期間での入れ替えは殆どありません。よほど大きな展開方法の変更があれば別ですが大抵は什器リニューアルで対応をします。(当社什器リニューアル得意です!!ぜひ什器リニューアルページもご覧ください!!)
新商品、モデルチェンジをした場合、当然その販促動画も更新してディスプレイに流したいですよね。
そういった場合、ディスプレイモニターに新製品紹介動画をUSBデータ等で転送し記憶させます。
この時にディスプレイリモコンを使用します。
他にも店舗での音量調節や明るさ調節の再設定。不具合が出た際のメンテナンスにも使用します。
ですので什器設置完了後もディスプレイリモコンを操作する機会は結構多いんです。

■展示什器ディスプレイのリモコンは無くなる?

管理をしっかりしないとすぐ無くなります。什器にポンと置いてしまったり結構しがちですがいつのまにかリモコンだけ別の什器の方に移動してしまっていたり、レジ裏に行ってしまったり、什器の下に落ちてしまったりということが実際あるんです。

展示什器ディスプレイのリモコン置き場所

 ↑モニターから離れたところにポンと置いておくと紛失の可能性は高まる。

■展示什器ディスプレイのリモコンの紛失を防止する工夫

①どのメーカーさんのリモコンなのか明確にしておく

 ディスプレイリモコンにメーカー備品であることを示すのです。これにより仮に別のメーカーさんの什器の方へ移動してしまったり、レジ裏に行ってしまってもリモコンさえ見つかれば元々の什器まで戻ってきます。
 当社が什器設置を行う際はリモコン裏にメーカーさんの名前を示すシールを貼っています。

②置き場所を常に同じ場所にすること

 基本はディスプレイモニターの直ぐ近くに置くことです。ですがルール決めだけですと不安ですよね。もう一つ念押しでマジックテープで固定して使用後はその場所に戻ってくる仕組みを作ります。
 モニター近くであり、商品展開の邪魔にならない場所。当社は大抵の場合モニター裏に付ける様にしております。

展示什器ディスプレイのリモコン置き場所2

この2つを予め施すことで紛失の可能性は殆どなくなります。

展示什器ディスプレイのリモコン置き場所3

今回はディスプレイリモコンの紛失を防止する工夫を紹介させていただきました。
什器設置の際、メーカーさんの備品はリモコン以外にもありますが、概ねこの方法が転用できます。
細かい部分まで手を加えるとお店もメーカーさんも探す手間が減り、時間の有効活用に繋がるのです。

什器に使用する鍵について

そもそも什器の役割って何でしょう。・・・そうですね、一言では言えないのですが、販促力を高めるため商品を見やすく、分かりやすく、豪華に、格好良く展示する。であるとか、商品の使用方法や仕様イメージがつきやすいように説明、動画、写真等も一緒に展開する。といった役割がありますよね。
他にもまだありますが、今回は什器の鍵についてのお話です。

■什器に鍵を使う理由

ズバリ!盗難防止です。什器は商品の販促力を高めつつ、盗難防止の役割も担っています。
商品の在庫を例えばダミーカードに置き換えることで盗難防止策はとれるのでは?というご意見も当然ありますが、ダミーカードと実在庫とではやはり見た目のインパクトが違いますよね。
ですが実在庫をジャンジャン棚に並べておくのは盗難の危険が伴います。
そこで見た目のインパクトを保ちつつ、盗難防止の役割も担うスライドガラスを取り付けたうえで鍵を取り付けるのです。

什器の鍵

写真の丸で囲んである部分がこの什器の鍵部分です。
よく見ると、鍵が2つ付いているのお分かりでしょうか?

什器の鍵

実はこれ、意図的に2つ付けているんです。

■なぜ鍵を2つ付けるのか

単純に防犯力を高めるためです。
2つの内、下に付いている鍵は元々什器に付いていたものです。そして上の鍵は後付けした鍵になります。
当社は什器の設置も行っておりますが、後付けの鍵は当社が什器設置の際に提案し、取り付けました。
この什器は海外工場で作られたものですが、もともと付いていた鍵にちょっとした難点があったんです。
防犯上ここでは詳しくご案内できませんが、元々の鍵が壊れてしまった場合でも、もう一つ鍵があれば安心です。
より安心、より安全、より確実にを頭に入れながら設置作業を行っております。

■鍵に付いている赤いシールはなに?

お客様が商品を買いたいと思い、店員さんを呼びます。そしてガラスケースの鍵を開けて商品を取り出します。
売り場には様々な什器、様々な鍵が多く存在します。当然似たような鍵もたくさんあるのです。
お客様が商品を欲しがっている時に「あれ?どの鍵だ?これでもない、これでもない・・・」と鍵を一つ一つ試して・・・。この時間、すごくストレスですよね。
当社は什器側の鍵、そして手で回す方の鍵それぞれに同色のシールを貼って施工をしています。

什器の鍵

このひとつの小さな作業が後々ストレスを生まない役割を果たします。

如何でしたでしょうか。鍵ひとつにしても結構奥が深いんです。そもそも安価すぎる鍵は鍵としての機能を満たさない場合もあります。大切な商品を守るため、鍵の選定やその先にあるストレスを生まない配慮も什器設置を行うプロである我々の務めであります。

什器リニューアルで使う工具 水性プライマー編

今回は少し専門的は工具のお話です。
現在当社ではリアテックシート※を用いた什器リニューアルを定期的に行っておりますが、綺麗に施工する為には専門的な工具も必要です。

什器にリアテックシートを貼るときに使う工具一式

什器リニューアルで使う工具

これは一部ですが大体いつもこのような工具を使っています。
見慣れない工具もありますよね。今回はこの中から水性プライマーを紹介させていただきます。

水性プライマーで接着面を下地を処理

什器リニューアルで使う水性プライマー

水性プライマーの用途は、什器の貼り付け接着面にリアテックシートが付きやすくする為の液状接着剤です。
(本来は塗装の仕上がりと劣化防止を行う為の下地塗料です)
この水性プライマーは50%の水に薄めて使用します。非常に伸びが良く、直ぐに無くならず長持ちします。
リアテックシートやダイノックシートは什器の貼り付け接着面材質や塗装程度によってシートの粘着に影響します。
特にフチ部分や巻き込んでシートを貼る部分はプライマーを塗布しておかないと後々時間の経過とともに剥がれてくる場合があるのです。
ですので私共はこの水性プライマーをシート接着面のフチ、角、シート巻き込み位置に重点的に塗布しています。

什器リニューアルで使う水性プライマーをる

油性プライマーとの比較

什器リニューアルに使えるプライマーには水性の他に油性も存在する。

私共は水性プライマーを使用していますが実は油性プライマーも存在します。
双方使用経験はありますがシートの接着度はどちらも差ほど変わらない印象です。
値段はというと水性プライマーの方が圧倒的に高価です。
では何故高価な方を選ぶのか。

什器リニューアルのでNG理由①:匂い

油性プライマーは安価で速乾性もあり施工スピードが増すメリットがありますが揮発性であり、かなりの匂いを発します。想像しやすい匂いとしてはガソリンの匂いに近いでしょう。
私共は自前の工場等で作業しているわけではなくカメラ量販店にて直接什器リニューアル施工を行っています。
この為強烈な匂いを発する油性プライマーは店舗にお伺いを立てるまでもなくNGなのです。
その点水性プライマーはほぼ匂いを発しません。無臭とまではいきませんが気になるような匂いは発しません。
例えるならばシールを剥がして粘着面に鼻を近づけた時のような匂い。その程度です。
店舗に来店するお客様へも店舗へも配慮をし、高価であっても匂いの発しない水性プライマーを使用しています。

什器リニューアルのでNG理由②:火災防止

油性プライマーは揮発性であり、当然火災の危険性があります。乾いてしまえば危険度は随分と低くなりますが速乾性とはいえ塗布後、乾くまでのリードタイムは30分程度かかります。
リアテックシートの貼り付けはまずシートを剥がす(シールを剥がすイメージ)ところからスタートします。
当然静電気を発しますので乾ききる前に作業をスタートしてしまうと引火してしまう場合がありますので特に注意が必要です。
その点水性プライマーは名前のごとく水性ですので引火の危険性はほぼありません。

如何でしたでしょうか。
今回は少し専門的なプライマーのお話をさせていただきました。最初の写真にありました中にもまだ見慣れない工具がありますかね。また別の機会に他の工具も紹介させていただきますね。

什器設置で活躍する台車

ひと口に『什器設置』と言えど、家電量販店等に什器を設置する際は様々な荷物を持ち込みます。
今日は店舗での什器設置時に活躍する台車のお話です。

什器設置に持ち込むもの

什器設置を行う際は様々なものを持ち込みます。
例えばインパクトドライバーやレンチなどの工具類、何が起きても対処できるように細々した道具も工具箱に入れて持ち込みます。
工具類だけではありません。什器にセットするデモ商品やモック、後付けするLEDや防犯機器、それに販売促進用のPOP類やダミーカード。商品やダミーカードを引っ掛けるフック類。大きなブース設営の場合はタイルカーペットのような床材を持ち込んだりもします。

什器設置で持ち込むものは大きさもまちまち

什器設置作業では多種多様の物を持ち込むわけですが、店舗搬入口から売り場まで一つ一つ手運びという訳にもいかず、大抵の場合店舗から用途に合った台車をお借りします。

台車の種類

家電量販店は日々多くの商品が到着しますのでその分台車も多く存在します。
特に多いのは次の2種。

■カゴ台車

開口部以外の3面が格子状のパネルで囲まれている折り畳み式の運搬用台車です。
荷台を囲う格子パネルに高さがあり、背丈のある什器や荷物や、一度に多くの荷物を運ぶことに優れています。

什器設置に使うカゴ台車

■平台車

手持ち部分が無くキャスターに天板があるだけのシンプルな構造です。
ひとつひとつのサイズは小さいものの連結することが出来る特徴があります。
幅が広くカゴ台車には収まらない什器や荷物も平台車を連結することで解決します。

什器設置に使う平台車

荷運びだけではない活用方法

店舗が営業中の設営であった場合、什器設置作業がお客様の妨げにならないように配慮も必要です。
台車をうまく活用することで即座に荷物を動かすことが出来、お客様や店舗にもご迷惑が掛かりにくくなります。

什器設置に使う連結台車

如何でしたでしょうか。『台車』というと一般的には手押し金具がついたものを想像しますが実は店舗には手押し台車よりも圧倒的にこういったカゴ台車や平台車の方が多く存在します。
本来は商品を荷運びする用途で用意されていますが、作業効率とお客様、店舗への配慮も行いながら上手に活用することが重要です。