展示什器のリニューアル

什器を入れてはみたものの、売り場担当者から不評で、こんな機能を加えたいというのはよくあることです。実現するためには最初のコンセプトが大事なのは言うまでもありませんが、どんなに細部を検討しても、ああしていればよかったとか、公開する部分は必ず発生します。できることは今回はどんな時に使用されているか、メリットやデメリットも解説していきたいと思います。

什器リニューアルの概要

当然ですが、リニューアルにはすでに設置済み展示什器に持たせられなかった目的があるわけですが、それをどのように実現するかは、什器改造や技術的な知見、卸売りで培った経験も持ち合わせている私たちが最も得意とするところです。売り場担当者からの話とはいえ、様々な商品を見ている売り場担当者が什器の状態維持まで負担してくれるわけではありませんから、そういった側面も考慮しつつ什器のリニューアルの特徴、メリット、デメリット、および使用上の要求事項を列挙します。

展示什器リニューアルの一般的な手法

具体的な展示什器のリニューアル方法は、店舗のニーズや目的に応じて様々です。以下は、よく利用されるリニューアルの種類とその方法です。

部品の追加:

既存の什器に追加の棚、フック、またはディスプレイユニットを取り付けることで、展示スペースを増やす。

什器のガラス取り外しや置換:

ガラスを取り外し、オープンシェルフ形式に変更するか、または異なる素材やデザインのガラスに置き換える。

棚の追加や調整:

追加: 空いているスペースに新しい棚を追加する。
調整: 既存の棚の高さや位置を変更して、新しい商品のサイズに合わせる。

什器照明の改善:

LED照明への交換: より省エネで明るいLED照明に変更。
スポットライトの追加: 商品の特定部分を強調するための追加照明。

カラーと素材の更新:

再塗装: 什器を新しい色で塗り直し、店舗の雰囲気を一新。
新素材への置換: 木材、金属、ガラスなどの異なる素材を使用して、外観を変更。

モジュラー構造の導入:

取り外し可能な部品: 展示ニーズに応じて、棚や引き出しを簡単に追加・取り外しできる構造。

インタラクティブな要素の追加:

デジタルディスプレイ: 商品情報やプロモーションを表示するディスプレイの組み込み。
タッチスクリーン: 顧客が情報を自由に操作できるインターフェース。

展示スペースの再構成:

オープンレイアウト: よりオープンでアクセスしやすいレイアウトへの変更。
特定エリアの特化: 特定の商品カテゴリーやブランド専用のスペースを作る。

可動式什器の導入:

キャスター付き什器: 簡単に移動できる什器で、店内レイアウトの柔軟性を向上。

テーマやデコレーションの更新:

季節やイベントに合わせたテーマの変更。
装飾品やアート作品で什器の外観を更新。

エコフレンドリーなアップグレード:

持続可能な素材の使用やリサイクル材への置き換え。

セキュリティの強化:

盗難防止システムやロック機能の追加。

什器リニューアルの効果

  1. 展示スペースの拡大: 追加された部品や棚により、より多くの商品を展示できるようになる。
  2. 視覚的魅力の向上: 新しい素材やデザインの導入により、什器の見た目が新鮮になり、顧客の注意を引きます。
  3. 柔軟性の向上: モジュラー構造を利用することで、異なる商品やプロモーションに合わせた展示の変更が容易になる。
  4. 顧客体験の改善: 新しい展示方法は、顧客に新たな体験を提供し、興味を喚起します。

リニューアルの事例

展示什器の全面棚部分をフックをかけるスペースに作り変えた事例をご紹介します。その効果は視覚的な側面と運用的な側面の両方で顕著に表れます。

当然ですが、リニューアルにはすでに設置済み展示什器に持たせられなかった目的があるわけですが、それをどのように実現するかは、什器改造や技術的な知見、卸売りで培った経験も持ち合わせている私たちが最も得意とするところです。売り場担当者からの話とはいえ、様々な商品を見ている売り場担当者が什器の状態維持まで負担してくれるわけではありませんから、そういった側面も考慮しつつ什器のリニューアルの特徴、メリット、デメリット、および使用上の要求事項を列挙します。

具体的な什器への施工例

フロントパネル部分をフックスペースに変えたこのケースでは、一旦、仮組のため店頭から什器を引き上げました。一見、現地ではできなかった大規模リニューアルの様に見えますが、以後は、部品を現地で入れ替えるという手法を取ることを前提としたものです。もちろん、フック部分は未塗装ですので、塗装を施してから展示となります。

既存の什器にピッタリサイズでボルトオンできるパーツ制作

今回、パネルの裏側が棚になっておりましたので、そこのはめ込む形でフック取付用の棚を製作しました。

什器リニューアル後の視覚的な側面の効果

  1. 商品の目立ちやすさ: フックにかかる商品は、棚に並べられるよりも目立ちやすく、顧客の注意を引きやすいです。
  2. 整理された展示: フックによる展示は、商品を整理しやすく、見た目がすっきりとします。
  3. 空間の開放感: 棚よりもフックの方が什器の空間を広く使えるため、店内がより開放的に感じられます。

什器リニューアル後の運用的な側面の効果

  1. アクセスの容易さ: 顧客はフックに掛けられた商品に簡単に手を伸ばせ、詳細を確認しやすくなります。
  2. 多様な商品の展示: フックを使うことで、異なるサイズや形の商品をより柔軟に展示できます。
  3. 商品の入れ替えや再配置の容易さ: フックを使う展示は、商品の入れ替えや再配置が棚の場合に比べて容易に行えます。
  4. 在庫の視認性向上: フックにかかった商品は一目で数を確認でき、在庫管理がしやすくなります。
  5. 空間利用の最適化: 限られたスペースをより効率的に使えるため、店舗内の空間利用を最適化できます。

什器リニューアル後のチェックポイント

什器リニューアルの影響

什器のリニューアルは、店舗の展示能力を高め、顧客体験を刷新する有効な手段です。ただし、店舗の全体的なコンセプトとの調和や、商品の陳列方法の再考が必要になります。効果的なリニューアルは、慎重な計画とデザインの考慮を必要とします。

  1. 商品の配置の再考: 新しい展示スペースの創出により、商品の配置や陳列方法を見直す必要があります。
  2. 店舗のデザインとの調和: 新しい什器のデザインが店舗の全体的な雰囲気やスタイルと調和するように配慮する必要がある。
  3. メンテナンスの考慮: 追加された部品や棚は、定期的なメンテナンスや清掃が必要になる場合があります。
  4. 顧客の流れの変化: 什器のリニューアルにより、店内の顧客の動線や流れが変化する可能性があります。

リニューアルのまとめ

このフックに何を吊るすかによっては、フックストッパーなどの補助部品の取付も忘れないように注意が必要です。また、ダミーカードの場合は、カード自体に統一感を出すデザインをして、お客様の目を引くことが可能となります。店舗を巡回する営業の方は、最下段に埃が積もりやすくなりますので注意が必要です。

このように、展示什器をフック使用可能なスペースに変更することで、店舗の視覚的魅力を高め、運用面での柔軟性と効率を向上させることが可能です。顧客体験の向上と同時に、店舗運営の効率化にも寄与します。

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