展示什器を入れた木箱の開梱と通電チェック

今日は商品展示什器が梱包されている木箱の開梱と通電チェックについてのお話しです。

ひと口に”展示什器”と言えど、什器の特性上様々な形態によって梱包されています。
国内で製造され国内に供給される場合は段ボール梱包が主流ですが、海外で製造され日本に輸入される什器はその殆どが木箱梱包されています。

その理由はモニターや電気を使用した精密機器が含まれていたり、重量が大きい場合、船便輸送に耐えられず破損の恐れがある為です。
コンテナ船のような大きな船でも海上輸送は大きく貨物が揺れます。
コンテナ内部で貨物がバラバラに荷崩れするなんてこともあるのです。

当社ではメーカー様で輸入された商材を木箱のまま受け入れ、開梱、商品ダメージの確認、通電チェックをした上で納品~什器設置作業を行っております。

■展示什器入庫作業

トラックで倉庫に到着した木箱をフォークリフトで庫内に搬入します

トラックで倉庫に到着した什器の木箱をフォークリフトで庫内に搬入します

■木箱外装のダメージ確認

 外装に損傷がある場合、より慎重に木箱開梱を行う必要があります。
 開梱前に外装を良く確認することが大切です。

開梱前に外装を良く確認する

 今回は外装に特に問題はありませんでしたので開梱作業に入ります。

■展示什器開梱作業

 適切な工具を使用して開梱作業を行います。今回は電動ドライバーを使用してビス留めされた木箱を開梱します。

ビス留めされた什器の木箱を開梱

 実は当案件、以前は全て釘打ちでの梱包でした。釘打ちはエアタッカーを用いて作業しますので梱包スピードは早いですが開梱作業には時間が掛かります。
 そしてバールを用いて開梱する為、中の商材にダメージを与えてしまうリスクも伴います。
 そこで当社はメーカー様に”海外での木箱梱包の際にこの部分は釘打ちではなくビス留めにしてほしい”とのリクエストと提案を行い、開梱作業の効率化とダメージリスクの回避を行い現在の梱包形態を採用頂きました。

■木箱開梱状態

 木箱内部はこのような状態です。

木箱内部の状態

 緩衝材を使用し、輸送に耐え、什器にダメージが発生しない様に梱包されています。
 もし商品がむき出しの場合、メーカー様へ梱包の見直しを提案する様にしております。

■展示什器通電チェック

 開梱~緩衝材を剥がした後は展示什器がしっかりと機能しているか通電確認を行います。
 通電しなかった場合、店舗で展示什器本来の役割を果たせなくなってしまう為です。
 モニター、音量調節、防犯機能、電飾等々、什器ごとにひとつひとつチェック作業を行っていきます。

什器の通電チェック

 今回は全てのチェック項目をクリアし、問題無く通電チェックが完了しました。

このように、当社では什器ごとに細心の注意を払いながら隅々までチェック作業を行った上で店舗搬入と設置を行っております。
問題発生時は即時報告し、出来る限りタイムロスをせぬ様、迅速に行っております。

輸入梱包状態のまま倉庫受けを行い、開梱、内部チェック、店舗搬入、設置作業、トータルサポートが可能ですのでお困りの方がいらっしゃいましたら是非共お問い合わせくださいませ!

展示什器を木箱梱包して海上輸送する

今回は展示什器を木箱梱包して海上輸送した際のお話です。
いつもは遠方であっても自社で運搬、または運送委託したトラックにて什器を日本全国に運んでいる弊社ですが、今回はいつもと勝手が少し違います。

今回什器設置の依頼があった地域は沖縄です。
そう!陸続きしていないため必然的に海上輸送or空輸のどちらかが必要なのです。

以前お話しましたが筆者は通関業者に15年程勤めていた経験があり、いわば物流の元プロなのです。
沖縄どころか世界各国への輸送手配であってもネットワークを駆使して運ぶことが出来ますよ!!

すみません、話が外れてしまいました・・・。本題は、沖縄に什器を運ぶ際、どのような手段を使うかです。
選択肢は海上輸送か空輸となりますが、それぞれメリット、デメリットがあります。

海上輸送の特徴

 海上輸送はコストが空輸に比べ大幅に安価となります。総重量、総容積が大きいほど価格差が出ます。
 但し、空輸に比べると時間が掛かります。東京から沖縄の場合、発送から着荷まで5日といったところです。

航空輸送の特徴

 とにかくスピーディーです。全国、発送翌日には着荷出来ることが殆どです。
 ですがやはりコストは海上輸送に比べるとかなり嵩んでしまいます。

今回はかなり大量の什器設置依頼を頂きました。
具体的にはWide2,400mmの什器が2台、1,800mmの什器が2台、1,200mmの什器が1台です。


これだけの数量、重量、容積となりますと輸送コスト差は歴然です。
時間とコスト、どちらを優先するかという選択となりますが、今回もしっかりと事前準備を行いメーカー様へ提案。結果、海上輸送を選択という運びとなりました。

大型展示什器の梱包

今回運ぶ什器は、どの什器も以前より紹介しておりますリニューアルを施した什器の為、輸送前は梱包を解いた状態でした。ガラスも付いています。また、このままの状態ではフォークリフトも使用できず、輸送依頼が出来ません。

そこで今回行った事。それは木箱梱包を施し、安全に運ぶという選択です。
通関業者に勤めていた筆者は輸出梱包を何度も依頼していた企業に数年振りに連絡を取り、事の経緯を説明。
非常に腕の確かな職人さんが揃っている梱包屋さんに木箱梱包を依頼することにしました。

こちらが完成の一部です。

大型展示什器の梱包


非常に丁寧な仕事で輸送中のガラス破損の心配も無い見事な梱包でした。
職が変わっても信頼できる梱包屋さんと繋がりあえている。これは私の宝であります!!

この木箱梱包を施した什器を安全に輸送し、沖縄での設置作業に入ります。
ただ、沖縄に船が到着した後も倉庫での荷受けや開梱作業、検品も当然必要であり、この作業の後に店舗設置となります。
このお話はまた別の機会にお伝えさせていただきたいと思います。

今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。

什器設置は輸入から設計してます。

最近は、海外え製造した什器設置の依頼に対応することがあります。

コンテナドレージでコストを削減

コンテナドレージとは、輸入通関港から倉庫まで、コンテナでそのまま輸送すること。展示什器が大きく、複数ある場合は、コンテナ1本が貸し切りのような状態ですからこの方法が使えます。ただし、倉庫でコンテナの荷受けができることが前提です。

倉庫までの道路が狭かったり、倉庫敷地にコンテナ車両を止めるスペースが必須なので、意外と受け入れできない業者さんが多いです。その場合は港で開墾して、数台のトラックに積み替えるなどしますが、その分、輸送コストがかかってしまますね。ですので、輸入什器を使用する場合はドレージに対応できる倉庫を持っているのは強みなんです。また、これは商品の卸売りにも共通するところです。

意外と困難な什器のコンテナデバンニング

倉庫に到着した什器ですが、一般のトラックなら、車体の横から卸すことができますが、コンテナは真後ろからしか荷を取り出すことができません。間口は、幅2,350mm、高さ2,390mmが一般的です。展示什器のサイズが1,800mm程度ある場合、梱包次第では長い方の寸法は2,350mmを超えるので短い辺からしか卸せません。

こうなると、フォークリフトの爪は標準で1,200mmなので、そもそも爪を刺すことはできても荷を水平に揚げることができません。この場合hは、特殊なアタッチメントで2,000mm以上の長い爪を装着して卸します。

問題は、そのさらに奥にある荷の場合。荷を引っ張り出すわけですが、土台を壊さないように慎重に引っ張り出します。この辺りは経験がものをいう世界ですね。

什器をコンテナの奥から引っ張り出すとき足を壊再内容に注意。すでに壊れている場合もあります。

木箱梱包だったら、廃棄物処理費用もかかります。

海外からの場合、木箱梱包が主流ですが、開梱も大変です。それは仕方ないのですが、木材の処分は産業廃棄物で処理することになりますが、受け入れ倉庫では通常1回のデバンニング分で2万円程度取られます。要するにゴミですが倉庫のスペースを使ってしまうので一日でも早く処分するため、様々な物品を扱う倉庫では溜めておいてということもなかなか難しいです。当社では什器設置日や入荷日などをコントロールして結構ため込んでから出すようにしていますのでここでもコストを圧縮するようなオペレーションが可能なんです。

海上輸送のダメージと梱包物のチェックが同時にできる

ドレージから一貫して荷受けできる強みは何といっても検品です。海上輸送のダメージと、梱包物のチェック両方を一回で行えるので、店頭での什器設置の前に問題がないか確認でき、場合によっては修正が可能です。
実際に、海外製什器の場合は、ちょっとした問題が色々ある場合が多く、どんなもんが多いかは割愛しますが、店頭での什器設置で必要な手順をすべて行い、什器設置の当日に不足が生じないようにして、出荷日を待つようにしています。

什器設置はすべての工程を担当できるとメリット大

いかがでしたでしょう。結局のところ、什器設置だけ依頼してもコストを下げるのは限界があります。設置業者は単に利益を削るだけで、結局、設置に携わるベテラン人材を維持できなくなるので設置品質が徐々に下がっていきます。
全体を委託できることで、適正な利益確保と技術サービス提供のバランスが取れますので、結果的に設置に関わる品質を高いレベルにすることにつながります。こんな、見えない部分も知っておいていただけるとありがたいですね。

ご依頼は、お問い合わせフォームよりお願いいたします。

展示用什器の紛失?を防ぐ発送

展示用什器が無くなるなるなんて、あり得るんです。

家電量販店さんの店舗には日々何百、何千といったアイテムが納品されます。それを念頭に現場で起きることを想像することが重要になってきます。当社はこれまでの経験から展示什器の紛失ゼロを目指した独自のアレンジにて発送を行っております。

バックヤードでは大変なことが。什器どころじゃないんです。

什器に使用する部品などは小型の梱包物であることが多いので、宅配便も使います。これは、配送コストを抑えるために当然のことなのですが、しかし、現場ではそんなことはお構いなし。ですので、物流サービスの選択も含めてろいろな工夫を行う必要があります。

什器が見当たらない。何が起きるのか

納品されてから設置までに日にちを開けてしまうと什器がどんどんと奥の奥に追いやられてしまい、設置当日に什器を探すだけで時間を取られてしまいます・・・。たった1つの什器を探すのに大変苦慮します。。。

什器捜索に丸3日費やすことも

経験が浅い人が手配した配送で、設置当日に部品が見つからなくて設置が3日以上遅れたという苦い経験もしてきました。なんで?あんな大きなものが見つからないの?そう思うかもしれませんが、バックヤードは意外と広くて探すのも一苦労。特に注意が必要なのは、お店の取扱商品が何かということです。そこが最大のヒントになります。

想像力と思いやりが重要です。

発送をする人が、送るだけを仕事ととらえている。つまり欧米的な仕事の処理なのでしょうか。こんな時に非効率と国際派の皆さんに非難をうける日本式の気質が重要になってきます。おかげさまで最適な梱包、発送を行い、”出して終わりではなく”、店舗納品後の先々を見据えた対応が結果コスト削減と良い仕事に繋がっております!!

ご依頼は、お問い合わせフォームよりお願いいたします。